朝生見た感想。この不況の教訓は?

昨夜は「朝まで生テレビ」、朝生を見ました。
非正社員(派遣労働者)の割合は全体の35%。非正規の首切り、仕事も社宅も追い出されるといった
深刻な話からであった。

トヨタやキヤノン大手企業16社の内部留保は過去最高とお金がたくさんあるのに、首切りだという。
企業の社会的責任といった話もあったが、製造業にとっては売れなくなれば作るのが減少する
のだから、その人員を削減するのは当たり前のように思う。

忙しくて手が足りないときは、派遣してもらい、人員の補充。暇になれば ごめんなさいと お断りをする。
それが容易に行いやすい企業にとってはありがたい仕組み それが派遣というものだろう。
 「物扱い」「人件費ではなく物件費で処理している」といった言葉があった。

1999年の労働者派遣法の改正が、セーフティネットがなく施行してしまった。
それがまずかったと出演者の民主党の政治家さんも反省といった言葉があった。
当時、共産党以外は賛成した法律らしい。

企業側に都合の良いところだけだったということだろう。
正社員は会社に拘束され、派遣は自由にあっちでもこっちでも働ける柔軟さがあって良いはず。
自由に働きたい労働者の思いとそれを求める企業が合致してうまくいくものと思う。ところが、
現実は、それが正社員と同様に一社に拘束されるような働き方になっているようで、派遣という
域を超えているように思う。現行法では3年以上雇用するなら直接雇用へ移行するらしいが、
ほとんどの企業は2年11ヶ月で、さよなららしい。 労働者は正社員に移行することを望んで
がんばっているのに、そんなに拘束しておいてひどい話だ。

派遣労働というのは独立開業した事業主と同様に、常に他でも働ける自由さをもって、仕事を
四方八方から得られ仕事を失わない体制ができるような仕組みとなり、そのような思想と働き方
を望む人ができる そんな法と仕組みでなければならないと思う。それができない働き方が
正社員というものではなかろうか。
でなければ、労働者が守られていない。物扱いとなるような法と仕組みを政治が作ったわけだ。

そもそも、派遣労働者を求める企業と派遣元の企業との間でのことのようで、労働者はほんと権利が
弱すぎるようだ。労働者に成り代わって派遣元の企業がもっと強くなくてはならないのではなかろうか?

昔は、産業資本主義。お客様が大事、社員が大事、みんなでつらいときは耐え、みんなでがんばろう。
それが今や金融資本主義、株主が大事、会社は株主のもの。利益拡大が大事。株価が大事。
といった思想になり、お金をいっぱいもった体力のある企業、株価を上げ 配当も上げる企業が良い企業。
そのためには、首切りをする。といった話があった。

お金が1番といった思想であろうか・・それも100年に1度の不況。株価暴落、市場、相場は大荒れ
そのような思想である金融資本主義は崩壊したともいわれる。

話は農業へ、
株式会社へ農地を貸してね。というお話であった。
もう眠いので先の話は???

自給率が悪いし、お金出せば食料が買えるという時代がいつまでも続くとは限らない。
飢えで苦しみ死んでいる国はたくさんあるのに、減反制度。
産業も低迷し海外の方々も買ってくれなくなったら、海外から食料買えるのかも不安。
異常気象で不作になったら海外の方々も日本へ輸出してくれないだろう。 日本人は飢えるわけだ。
今は資源、加工品、食料の流れ、交換がうまくいっているからいいようなもので・・
なにかが止れば、すべての歯車が狂う。

そうなれば、お金がいくらあっても、何も解決できないわけだ。この100年に1度の不況とは、
それを人類に教えているのではなかろうか。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です