電気がつかない

電気がつかないと伺って調査してみると、写真のように被服の剥きが足りずに
接触不良。

被服の剥き方が悪い

コンセントやスイッチの裏には、ストリップゲージ(写真の赤○のところ)がありますので
だいたい、10mmから15mmと器具により異なりますが、正しく剥かないと 運悪ければ
火災の原因に。

こういうのを一箇所でも発見してしまうと、他の配線器具も同様な工事をされている可能性
が高く 気になり全部点検しませんと安心して眠れません。

2009年2月1日より電気工事法施行規則の一部を改正する省令が施行されました。
エアコン設置工事に係る電気工事士法の解釈適用

エアコン設置自体に電気工事士の資格は不要ですが、室内機と室外機の接続線の作業
やエアコン設置に付随するコンセントの取替えや増設、100Vを200Vに変換するなど
本来、電気工事士の有資格者が行わなければならないため、省令でしっかり規定された
ようです。

罰則もあり、無資格工事の場合、3ヶ月以下の懲役又は3万円以下の罰金。と
規定されたようです。

昔、以下のようなことが報道されてのことなんでしょうね。
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http://home.yomiuri.co.jp/news/20060412hg02.htm?sess=8e09a8f43eab317055d581644a304f12

イオンが委託のエアコン工事、無資格で2万件超
 大手流通グループ、イオンと委託契約している配送会社の社員が、電気工事士
の免許がないのに、エアコン設置の際にコンセントの付け替え工事などを無資格
で行っていたことが11日、明らかになった。

 イオンがエアコンの販売記録が残っている過去7年間さかのぼって調べたところ、
販売した約37万1000台のうち、無資格での工事や、資格の有無が確認できない
事例が全国で約2万1000件に上った。

 正しく配線されていない場合、漏電などが起きる危険性もある。イオンは12日に、
購入者に対して電気配線の無償点検を行うことを通知するはがきを発送して、注意
を呼びかける。

 電気工事士法は、電気配線の工事を行う場合、電気工事士の資格を持つことを
義務付けている。一般家庭用の電気工事では、第2種電気工事士の資格が必要だ。
ところが、イオンが委託している全国の配送業者14社のうち、資格を持つ社員が
すべての工事を行っていたのは1社だけだった。

(2006年4月12日 読売新聞)

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