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当店は、東京都登録:第一種フロン類充填回収業者およびエアコン設置工事のみも受けられる東京都登録電気工事業者です。

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合成樹脂線ぴ工事が電技解釈より削除

第2節 配線等の施設
[低圧屋内配線の施設場所による工事の種類]
第156条 低圧屋内配線は、次の各号に掲げるものを除き、156-1表に規定する工事のいずれかにより施設すること。

156-1表には、
がいし引き工事
合成樹脂管工事
金属管工事
金属可とう電線管工事
金属線ぴ工事
金属ダクト工事
バスダクト工事
ケーブル工事
フロアダクト工事
セルラダクト工事
ライティングダクト工事
平形保護層工事

と書かれています。昔は、ここに合成樹脂ぴ工事も記載がありましたが、削除されました。(2011年改訂)

合成樹脂線ぴ工事って?

合成樹脂線ぴ工事とは、簡潔にいうと合成樹脂線ぴのカバー(プラスチックのカバー)を利用して、600Vビニル絶縁電線を利用した施工になります。

600Vビニル絶縁電線とは、IV線のことです。

では、

合成樹脂線ぴって?

合成樹脂線ぴとは、(JIS C 8425)に適合した製品をいうようです。
JIS C 8425 には、たとえば、
4.寸法 寸法は,次に適合しなければならない。
(1)線ぴの長さは,原則として 2m,2.7m,3m,3.6m 又は 4m とする。
(2)溝の幅及び深さは 50mm 以下,厚さは 1mm 以上のものであること。

6.2 耐電圧試験 長さ 300mm の供試品でその内面及び外面に金属はくを密着させ,内外面間に 50Hz 又は 60Hz の正弦波に近い波形をもった 2 500V 交流電圧を 1 分間加える。

6.4 熱変形試験 長さ 300mm の供試品 3 本を 70±2℃の温度に 3 時間保ち,常温にまで自然に冷却した後に長さ方向の中央部における縦及び横の外のり寸法を測定し,加熱前の長さに対する変化率をそれぞれ求める

6.6 衝撃試験 長さ約 300mm の供試品を-5℃の温度に 1 時間保ち,JIS C 8306(配線器具の試験方法)の 13.5.1(カバーの鋼球落下強度試験)の(1)に規定する試験装置に,本体とふたとをはめ合わせた状態で,水平に固定し,JIS C 8306 の 13.5.1 の(3)に規定する鋼球のうち,呼び径 20.64mm 質量約 35.8g の鋼球を次の箇所に高さ 1m から落下させる。

6.7 難燃試験 長さ 150mm の供試品を鉛直にし,その下端に炎の長さが約 15mm のブンゼンバーナーを置き,その酸化炎の先端で 1 分間加熱した後,自然に消えるかどうかを調べる

こんなことが書かれています。

マサル工業さんでは、現在では、ケーサーという商品名のものが、JISに適合した合成樹脂線ぴになるようです。
マサル工業 ケーサー カタログ画像

あれ、普段、使っているモールって? 1mですよね・・モールって合成樹脂線ぴではないってことですね。昔も今も、モールには、IV線で施設してはいけません。

マサル工業さんでは、エフモール、ニューエフモールという商品名です。
この手のモールという商品はVVF等ケーブルの保護カバー・化粧カバーということです。

電技解釈では、VVFケーブルの利用は、「ケーブル工事」に分類されます。

ってことは、合成樹脂線ぴ工事が電技解釈から削除されても、VVFを利用して美観や保護の目的で合成樹脂線ぴやモールの使用は、OKってことになりますね。

 



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